きっかけ:夫婦のあり方
奥さんにとっては病気の事以前に、その時の夫婦の状況に不満を持っていました。奥さんの望む事は、実にシンプルでした。一緒に夕飯を食べたい。夕飯を食べながら、私の今日一日の出来事を聞きたい。そして自分の一日の出来事を聞いて欲しい。ようは夫婦一緒の時間を大切にしたい、という事です。
奥さんの望む夫婦のあり方
学童保育に勤める奥さんは、多くの子供を見てきました。学童保育とは小学校低学年(3年生くらいまで)で両親が共働きや、片親な為、学校が終わっても家に誰もいない状態の家庭の子が、放課後から夕方6時くらいまで、すごす施設の事。
その中で問題児とされる子供は例外なく、親とのコミュニケーション不足、すなわち愛情不足で育っているのが原因だと、奥さんは言います。具体的な例として、そういった子供達の家庭には例外なく『一家の団らん』の時間が存在しないのです。
家族揃って夕飯を食べる。今日あった事。食べながら見ているテレビの事。ふと思いついた事。気楽に話し合える時間がまったくないのだそうです。
そんな状況を見てきたからだろうか、奥さんは『一家団らん』というものの大切さを強く訴えてきました。子供はいませんが、夫婦の関係だって同じはずだと。
当時、仕事ばかりで夫婦の接点が薄れてきていたのは事実でした。夫婦の関係について考える事が、フリーランスという結論を出すに至る一つの要素であった事は間違いないと思います。
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