男の育児道 トップ > 不妊治療 > 不妊治療から妊娠 > 体外受精へ
不妊治療を再開しようと、奥さんが思うようになってくれました。まだ精神的には安心できるような状態ではありませんでしたが、それでも気持ちが少し前向きになったのは嬉しかったです。
通院を再開し、体外受精へステップアップする事が決まりました。
最初はカウンセリングで今後の方針として原因を知りたいという奥さんの要望で腹腔鏡で検査をしようという事になっていたのですが、なぜかそれは無視されてしまいました。
奥さんはちょっと納得いかない様子でしたが、先生から「若いから大丈夫、体外受精で絶対に妊娠できるから」という言葉を信じて体外受精に挑みました。
結果は失敗。精神不安定な中、気持ちを奮い立たせて治療に望んできた奥さんでしたが、そのショックは今までとは比べられないほどの大きさでした。
人工授精とは違い、今回は細胞分裂を始めている受精卵が出来ていました。それを身体に戻して着床してくれれば妊娠です。
それが出来なかった。自分の身体が駄目にしてしまった。ちゃんと受け入れてあげられなかった。赤ちゃんになったかもしれない命を私が殺してしまった、、、、。そんな事を口走りながら、泣き続けていました。