これは必須!フリーランスになるなら3つの自己管理能力を身につけよ!
フリーランスとして長く続けていくには、兎にも角にも「自己管理能力」が重要になります。自己管理能力には「健康」「お金」「スケジュール」3つの要素があり、その全てを管理する必要があります。
仕事に関わるの全ての事を自分で管理し、計画し、実行していかなといけません。サラリーマン時代と違い、注意してくれる同僚もいませんし、叱ってくれる上司もいません。自分の「甘える気持ち」としっかり向き合い、断ち切る力が必要です。
ここではそれぞれの管理能力について解説していきます。
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健康管理
身体が資本
健康管理はフリーランスにとって最も重要です。
サラリーマンの時以上に健康である事が重要になってきます。フリーランスには有給休暇がありません。病気で働けなくなったら即、仕事の量が減り、収入に直接響いてきます。
しかも、そんな状態が長引けば、契約を切られてしまい、仕事そのものがなくなってしまう事だってありえます。
また時には、多少無理をしてでも、引き受けなくてはいけない仕事もやってきます。休日返上で連続勤務や徹夜仕事。そんな時を乗り切るだけの体力も必要です。
運動不足
自宅を仕事場にすると、サラリーマン時代よりも確実に運動不足になります。往復の通勤の移動時の運動がなくなるだけですが、この差がもたらす影響は想像以上のものがあります。確実に体力が低下します。
定期的にスポーツやジムなどで運動する事を習慣にしていく事をお薦めします。ちなみに私は平日に筋トレ、週末にウォーキングを習慣にしています。
職業病対策も重要
私の仕事はデスクワークが中心で、ほとんと1日中パソコンにかじりついています。その為、運動不足以外に、目や肩や腰の痛み、マウスの使い過ぎによる手首の痛みなどが慢性的な状態になっています。いわゆる「職業病」です。
「職業病」というものは、その仕事を辞めない限り根本的には完治しないものです。
しかし、そのままにするわけにもいきませんから、常に悪化しないように、マッサージやサプリメント、目薬、ストレッチなど、常にケアし続けるが大切です。身体が一番大切な商売道具です。健康管理も仕事のうちと心得ましょう。
お金の管理
経費と労働単価の把握
引き受けた仕事にどれくらいの経費(コスト)がかかるのかを、しっかり把握する事が大切です。
そしてその仕事の報酬を絶対額で判断せず、何時間または何日で終わらせる事ができるのか計算をし、時給または日給に換算してどれくらいの報酬の仕事なのか、という労働単価を常に意識していく事も重要になってきます。
出て行くお金(経費)と入ってくるお金(報酬)をどんぶり勘定にしていると、仕事があって忙しいんだけど、後で調べてみると実は赤字、なんて事にもなりかねません。
そうならないためには、1日に何時間、1ヶ月にして何百時間働き、1ヶ月に最低でもいくら欲しいのか、という事を自分で明確にしておく必要があります。ここが明確になると、自分は時給いくらで働かないといけないのかが計算できます。
ここで重要なのは、これ以上は下げられないという最低ラインを決めておくという事です。見積書の提出や、単価の交渉などでも、自分の時給の最低ラインを知っておくと、これ以上は受けられないという線引きができます。
お金の管理には複式簿記がおすすめ
お金の具体的な管理の方法は、青色申告に必要となる複式簿記をつけていくのが一番良いでしょう。
青色申告の帳簿付けは、節税効果が得られるだけでありません。
経費や報酬の内訳や推移など、欲しい情報を簡単に引き出せるので、経営状態をしっかりとチェックできる非常に便利なものなのです。お金の管理をしっかりするためにも開業と同時に青色申告への変更をオススメします。
参考記事「開業届けとセットがオススメ!所得税の青色申告承認申請書を提出して勇気を持って青色申告デビューをしよう 」
スケジュール管理(時間の管理)
規則正しい生活が良い仕事を生む
寝る時間や起きる時間、仕事の日や休日。全てを自分で自由にできるので、気をつけないと、昼と夜が逆転した生活になってしまったり、休日と仕事の区別がはっきりしなくなり、いつまでもダラダラを仕事するような状態になる可能性があります。
特に仕事(オン)と休日(オフ)の区切りがちゃんとできないと、肉体的にも精神的も疲れてしまい仕事の効率も良くありません。良い仕事をしていく為にもまずは規則正しい生活を心がける事が大切です。
納期は生命線
納期の遅れは、信用を失います。1日単位のスケジュールだけではなく、1週間単位、1ヶ月単位、長期案件であれば半年、1年単位の計画をしっかり立てるようにしましょう。
私も一度、複数の案件を同時に抱えていて、うっかり1件の納期に遅れてしまった経験があります。一度失った信用を取り戻すのは容易なことではありません。
その場その場の作業にだけ追われる事なく、定期的に全体のスケジュールを確認する習慣をつけましょう。
時間を計って作業単価を把握する
自分の作業単価を把握するために、常日頃から、作業時間を計測しておくと非常に便利です。
私は「toggl」というWebサービスを使って、毎日作業時間を計測しています。あくまで計測であって、時間を見ながら作業を急ぐ必要はありません。
計測結果を確認する事で、どの案件のどの作業にどれくらいの時間がかかったのかが、分かるようになります。
良いギャラの仕事だと思って引き受けたけど、実際には想像以上の時間がかかっていて、時給に換算するとそれほど美味しい仕事ではなかったとか、逆に安いギャラだけど、短い時間で終わったので思ったよりも美味しい仕事だった、なんて事が簡単に分かります。
作業時間の測定が蓄積されていくと、見積りに悩む事が少なくなり、急な仕事が入ってきた時にでも、実際の所間に合うのかどうかの見立てが上手になっていきます。
まとめ
- 健康、お金、時間。これらをしっかり管理する事がフリーランスには不可欠です。
- 在宅ワークは運動不足になりがちです。意識して運動する習慣を身につけましょう。
- お金の管理には、青色申告の複式簿記が一番です。
- 作業時間を計測する事で、時間の管理が上手になります。また作業単価がわかるので、お金の管理にも役立ちます。
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日時: 2006年02月23日 10:36 :フリーランス > 個人事業主になる方法 > フリーに必要なスキル
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