フリーになりたい!って言うけれど、フリーランスとはどのような業務形態か正しく知っていますか?
フリーになりたい!独立したい!と言うけれど、フリーランスとは一体どのような業務形態か正しく知っているでしょうか?ここではフリーランスという業務形態について解説します。
スポンサードリンク
フリーランスとは?
フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。略してフリーと呼ばれる。企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。
一般的な職業分類としては、個人事業主や自由業に該当します。企業や団体、組織に属さない、孤独な存在、それがフリーランスなんですね。
フリーと略されてしまう事から、フリー=自由、そして自由業という職業分類もある事から「フリーランスは自由」というイメージがあるようです。そして自由という言葉のイメージから好き勝手できる、適当、いい加減というあまり良くない方向の印象を持たれている方がいるのも事実です。
しかしフリーランスとは自由契約者という意味を持ちます。自由契約と聞くと、日本プロ野球の選手の契約の事と思われるかもしれませんね。
フリーランスは企業や個人から、仕事を請け負う際に受注の契約を結ぶ事となります。しっかり書面で残す事もありますし、信用があれば口頭での確認で完了してしまうケースもあります。
自由契約とは、フリーランス本人の才覚さえあれば、どこのどんな企業や個人とでも自由に契約する事が可能であるという事です。
しかしフリーランスは立場が弱いため、クライアントの都合で、契約が終了してしまう事もあります。また途中で契約が破棄されてしまったり、契約の内容を勝手に変更されてしまったりといったトラブルも少なくありません。
下請法という法律がありますが、それに違反した行為をされたからといって訴訟をしている時間もお金もフリーランスにはありません。実情はそんな事をしている暇があったら、他の仕事を探す事が優先されるのではないでしょうか。
法人との違いとは?
法人とは、人以外のものが法律によって人と同じ権利が認められているものを指します。一般的には株式会社、合同会社、合資会社、労働組合、私立学校、神社などが該当します。
フリーランスとは個人事業主とも呼ばれるように「個人」であって「法人」ではありません。フリーランスと法人は異なる存在です。
何が違うのか?法人化した場合、仕事(業務)と個人の資産がハッキリと切り離される事が最大の違いです。
例えばフリーランスの場合、仕事用に銀行の口座を開こうと思った場合、口座の名義は個人名となります。屋号を加える事はできますが、屋号だけで個人名を名義から外す事は絶対にできません。
業務のお金のやりくりと、個人的な生活費などのお金のやりくりは、確定申告をする上で、しっかり区分しないといけませんが、それは税制上の都合で、仕事がらみのお金であろうと、生活費のお金であろうと、全てフリーランス個人のお金となります。
しかし法人の場合、会社が人と同じ権利を有する事になるので、銀行口座には会社名のみが記載され、個人名は入りません。法人に入ってくるお金は、法人のものとなり。そこから給与として個人が受け取るという形になります。
法人化すると節税の効果が期待できたり、社会からの信用が得られるといったメリットがありますが、法人化する際、また法人化をやめる際に手間と時間とお金がかかるというデメリットもあります。
派遣はフリーランス?
契約期間だけ働く派遣社員は、その都度契約しているのでフリーランスだと勘違いされる方もいるようですが、派遣社員は、フリーランスではありません。
派遣社員は、派遣会社所属の従業員になります。
起業とは何か?
独立する時に「起業する」という言い方をする場合があります。
新たに事業を起こす事を起業といいます。起業は、どんな業務形態でも可能です。起業=法人化と考えてしまう方もいるかもしれませんが、フリーランスでも法人でも、どちらでも起業する事ができます。
仕事を受注するだけが、フリーランスの業務形態ではありません。自ら事業を起こす事もフリーランスには可能です。
スポンサードリンク
日時: 2015年03月12日 07:41 :フリーランス > 個人事業主になる方法 > フリーランスとは一体何か?
この記事がお役に立てましたら、是非お友達にも教えてあげてください。下記の各ボタンをクリックすると、Facebook、TwitterなどのSNSで紹介する事ができます。
多くの人に読んでもらえると、更新を頑張る励みになります。よろしくお願いします!