男の在宅フリーランス道個人事業主になる方法フリーランスとは一体何か? > それでも目指しますか?サラリーマンとフリーランスの6つの違い

それでも目指しますか?サラリーマンとフリーランスの6つの違い

サラリーマンの人は、フリーランスで働く人を羨ましがる傾向があります。そこには多くの誤解があり、フリーランスの実情を知らないからです。

社畜だなんて言葉があるように、サラリーマンは会社にこき使われるだけの存在。そんな風に思われているかもしれません。しかしフリーランスから見ればサラリーマンは会社に、そして法律にしっかりと守られています。フリーランスにはないメリットが実はサラリーマンにはあるのです。

ここではサラリーマンとフリーランスの違いについて解説していきます。

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収入の違い

サラリーマンは、毎月決まった金額の給与をもらいます。会社の業績によって毎月変動する事はまずありません。業績が下がったとしても、変動するのはまずは賞与(ボーナス)からで、給与が下がるとしたら、年に一度の査定のタイミングだけになると思います。

しかしフリーランスは業績によって、毎月収入が変動します。毎月コンスタントに仕事をもらえる案件にありつければ安定する可能性がありますが、状況によっては、稼げる時とまったく稼げない時の差が激しく、生活が安定しないというデメリットがあります。

それが少ないとしても、毎月一定額が必ずもらえるという事はありがたい事なんですよね。

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休みの違い

サラリーマンには有給休暇という制度があります。有給なんて取れないよ!何を言っているんだ!というかもしれませんが、それでも風邪をひいたり病気になった時、有給消化になるかもしれませんが、休む事ができますよね。

もちろんフリーランスも病気になれば休む事になります。サラリーマンの場合、誰か一人が休んでも会社は機能します。社員の休暇で業績が急激に悪化する事はまずないでしょう。

しかしフリーランスが休むという事は、業務が完全にストップしてしまう事を指します。休めば休むだけ、こなせる仕事の量が減り、下手をすると約束していた納期に間に合わず、案件を1つ失ってしまう可能性すらあります。

休むという事はイコール、収入が減るという事になるのです。

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解雇と廃業

2015年3月現在、安倍政権は解雇制度の見直しを検討していますが、現時点では経営者は労働者を簡単に解雇する事はできないようになっています。

整理解雇の4要件

  • 人員整理の必要性
  • 解雇回避努力義務の履行
  • 被解雇者選定の合理性
  • 手続きの妥当性

これらの要件を満たしていないと、むやみに解雇する事はできないようになっているのです。

フリーランスに解雇という概念はありません。当然です。一人でやっているのですからw

稼げなくなった時、生活できなくなった時、それがフリーランスにとって廃業となります。フリーランスであり続けるために守ってくれる法律はありません。仕事を確保し続け、稼ぎ続けるには、己の能力次第という事になります。

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年金の違い

サラリーマンは厚生年金、フリーランスは国民年金になります。厚生年金も国民年金同様に実情は崩壊寸前という話もありますが、それでも2015年の時点では、国民年金よりも手厚いといえるでしょう。

私は団塊ジュニアと呼ばれる世代にあたります。私達世代が年金を受け取る年齢になった頃には、もしかしたら厚生年金も国民年金も、年金制度そのものが崩壊しているかもしれません。

厚生年金であったとしても、それだけで老後の生活が成立しないかもしれません。しかしそれでも少しでも多くもらえる年金制度の方が安心ではあります。

フリーランスの場合、国民年金だけではどうしても不安があるので、国民年金基金などで、工夫していく必要があります。

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退職金の有無

サラリーマンには退職金という制度があります。(退職金制度がない会社もありますが、、、)

フリーランスには退職金がありません。そもそも定年という概念がありません。いつどのタイミングでリタイヤするのか、それは全て自分が決めるものです。

ただ退職金的な制度「小規模企業共済」を利用することができます。自ら掛け金を設定して毎月積み立てていく仕組みで、廃業時に共済金として受け取る事ができます。

そう、手取りとは別に退職金が積み立てられていくサラリーマンとは違い、手元の収入の一部を積み立てていかなくてはならないのです。

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税金の違い

サラリーマンの場合、源泉徴収され、全て会社がやってくれるので、工夫のしようがありませんね。医療控除などで、サラリーマンでも自分で確定申告する事はできますが、それほど大きなメリットはないでしょう。

節税という面で考えるとフリーランスの場合、様々なメリットがあります。青色申告にすることで得られる控除、自宅の家賃や光熱費を按分したものを経費に計上できる、専従者給与として家族に従業員として働いてもらい、その給料を経費として計上できるなどなど。

ただしその分、手間がかかります。毎月領収書を集め、帳簿に記帳し、書類をまとめ確定申告を自分で行わなければなりません。税理士さんに頼むという方法もありますが、当然お金がかかります。

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まとめ

  • 実はサラリーマンは会社と法律によって守られている存在です。社畜と嘆き、デメリットばかりに目を向ける前に、今あるメリットについて考えてみましょう。
  • フリーランスになるという事はサラリーマン時代に受けていた恩恵を一切受けられなくなるという事です。
  • 全ての事柄にはメリットとデメリットが存在します。独立するぞ!と気持ちを高める前に、冷静に考えてみてください。

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日時: 2015年03月16日 06:09 :フリーランス個人事業主になる方法フリーランスとは一体何か?

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管理人紹介

サムリ。1974年4月生まれ、東京都出身、埼玉県在住。二児の父。フリーランス。

DTP関連会社でスキャナー&レタッチャーを経験後、WEBコンテンツ配信会社に転職。数年後の2005年に退職し、フリーランス(個人事業主)として独立。在宅ワーカーとして活動中。詳しいプロフィールはこちら

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