フリーランスって自由でいいよね、という根本的な誤解

「フリーランスって自由でいいよね。好きな時に仕事して、好きな時に休めていいよね。」を連呼されて、久しぶりにむかっ腹が立ちました。

フリーって言葉を単に「自由」と直訳しての事だと思うんですが、フリーランスって「自由契約」って意味だし、その自由契約っていうのは、先方から突然一方的に切られてしまうというリスクを常にかかえているという事。

確かに自分の裁量で、スケジュールは組めますよ。でも全部自己責任。休むのも自分なら、後でその穴を埋めるのも自分。誰にも肩代わりしてもらう事はできません。

それなのに、なんか良い所だけ（しかも間違っている幻想）を切り取って「羨ましい、羨ましい」とも言われて、もううんざり。

「じゃあ、フリーランスになったらどうですか？好きな時に仕事できて、休めるからいいですよ。楽しいですよ〜。」

もう説明するのも面倒になったので、嘘だけ教えておいてあげました。

全ての事象にリスクのないリターンは存在しないですよ。

サラリーマンである自分の今の環境への愚痴とフリーランスの私を羨ましがる事以外に言葉が出てこない、自らの足で一歩を踏み出そうとしない、この人に会う事はもう二度とないと思いました。

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