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定期預金の単利と複利ってどういう意味?どちらが多く利息をもらえるの?

銀行の定期預金に預ける時に、単利と複利という言葉が出てきますが、これは一体どういう意味で、どちらが多く利息がもらえる仕組みなのでしょうか?

ここでは単利と複利の違い、そして少しでも多くの利息をもらう為の方法について解説していきます。

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単利と複利の違いについて

まず単利と複利の違いについて解説していきます。

単利とは1年分の利息を都度受け取る事ができ、何年預けても利息がつく元金は最初に預けた金額のままです。

複利とは1年分の利息が次の年には元金に組み込まれ、2年目の利息は「元金+1年目の利息」に対して付く形になります。そして2年目の利息がさらに元金に加わって行き、預ける年数に応じて繰り返されていく仕組みです。

仮に100万円を0.2%の金利で10年預けた場合でシミュレーションしてみましょう。

 単利複利
1年 100万円×0.2%=2,000円
合計100万2千円
100万円×0.2%=2,000円
合計100万2千円
2年 100万円×0.2%=2,000円
合計100万4千円
(100万円+2,000円)
×0.2%=2,004円
合計100万4千4円
3年 100万円×0.2%=2,000円
合計100万6千円
(100万円+4,004円)
×0.2%=2,008円
合計100万6千8円
4年 100万円×0.2%=2,000円
合計100万8千円
(100万円+6,008円)
×0.2%=2,012円
合計100万8千20円
5年 100万円×0.2%=2,000円
合計101万円
(100万円+8,020円)
×0.2%=2,016円
合計101万36円
6年 100万円×0.2%=2,000円
合計101万2千円
(100万円+10,036円)
×0.2%=2,020円
合計101万2千56円
7年 100万円×0.2%=2,000円
合計101万4千円
(100万円+12,056円)
×0.2%=2,024円
合計101万4千80円
8年 100万円×0.2%=2,000円
合計101万6千円
(100万円+14,080円)
×0.2%=2,028円
合計101万6千108円
9年 100万円×0.2%=2,000円
合計101万8千円
(100万円+16,108円)
×0.2%=2,032円
合計101万8千140円
10年 100万円×0.2%=2,000円
合計102万円
(100万円+18,140円)
×0.2%=2,036円
合計102万176円

 10年で176円の差。これだけ判断すると非常に小さく感じるかもしれません。

しかし2年後の複利分はたったの4円でした。これが10年後には176円になります。複利による増え方は、実に44倍にもなっているのです。

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複利の効果を大きくする方法

複利の効果を大きくするにはこれらの3つの要素を大きく長くしていけば良いのです。

  • 元金は多く
  • 利息は高く
  • 年数は長く

さきほどの表は100万円で0.2%の利息で10年預けた場合でした。当然これが元金を500万円、利息が0.25%や0.30%などで預ける事ができれば、複利の効果は大きくなっていきます。

また最初の元金を多く用意する事ができなくても、新たな定期預金を平行して次から次へと用意していく事でも、複利の効果を高めていく事ができます。

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3年未満の定期でも複利にする方法

元利自動継続で3年未満定期でも複利が付く

定期預金の多くは、3年未満のものについては複利を選択する事ができず、単利のみとなっているようです。

しかし3年未満の定期預金でも自動継続の種類の選び方で、複利のメリットを受ける事ができます。自動継続には「元金自動継続」と「元利自動継続」があります。

  • 元金自動継続:利息は受け取れ、元金のみが自動継続
  • 元利自動継続:利息は元金に組み込まれて自動継続

元利自動継続を選択する事で、3年未満の定期でも複利のメリットを受ける事が可能となります。

源泉分離課税と満期時一括課税の違いについて

ただし、1年定期の元利自動継続で3年預けた場合と、3年定期の複利では最終的に受け取れる利息に差があります。それは課税されるタイミングです。

元利自動継続の場合、1年ごとに利息に対して自動的に課税され、税金を差し引いた分の利息が元金に組み込まれる仕組みです。これを源泉分離課税と言います。

それにたいして3年以上の複利定期の場合は、課税されるのは満期になったタイミングで一括で課税されます。これを満期時一括課税と言います。

満期時一括課税の場合だと、毎年元金に組み込まれる利息に税金が差し引かれていません。都度課税されない分、複利のメリットは大きくなり、最終的にもらえる利息が多くなります。

利息を少しでも多くもらいたいのであれば、満期時一括課税となる3年以上の複利定期が良いでしょう。

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まとめ

  • 利息を少しでも多くもらいたいのであれば、単利よりも複利を選びましょう。
  • 3年未満でも、元利自動継続を利用する事で、複利のメリットを得る事ができますが、3年以上の定期の満期時一括課税と比較すると最終的にもらえる利息に差が出てきます。3年以上の複利定期が理想と言えるでしょう。
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日時: 2015年06月24日 09:25:男の節約道貯金術金利・手数料がお得な銀行活用法

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管理人紹介

サムリ。1974年4月生まれ、東京都出身、埼玉県在住。二児の父。フリーランス。

安月給の会社に就職と同時に一人暮らしをはじめる。貧乏を経験するも、そこで家計のやりくりに目覚め、結婚資金を貯める事に成功。転職を経て、結婚。その後フリーランスとして独立。収入は不安定ではあるが、現在も節約生活を実践し頑張っています。詳しいプロフィールはこちら

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