容量はどれくらいがいい?自炊で変わる 一人暮らしの「冷蔵庫」のベストな選び方
自炊をするかしないかで、必要な性能と容量は変わります。無駄な購入費用と電気代がかからないよう、一人暮らしの節約生活にピッタリの冷蔵庫の選び方を解説します。
自炊する?しない?ライフスタイルを確認
自炊をするかしないかで、必要な冷蔵庫のサイズは大きく変わります。
- まったく自炊はしない
- 時々は自炊をすると思う
- 出来る限り自炊をして食費を節約したい
まったく自炊はしない
まったく自炊をするつもりはないという人に充実した冷蔵庫は不要といえるでしょう。冷凍機能がなく、ペットボトルのジュースを数本冷やす事のできるレベルの冷温庫で十分でしょう。
冷温庫は価格が安く、中身が空っぽの時は電源を落としておく事もできるので、電気代もあまりかかりません。
しかし一切自炊をしないという事は、そのかわり食費が膨大にかかってしまうという事を覚悟しておきましょう。
時々は自炊をすると思う
時々は自炊をするという人には、冷凍庫付きの100L以下のサイズがオススメです。
しかし実は時々自炊するというのは、購入した食材を腐らせてしまったりして、全て食べきるのが難しい為、効率が悪く、かえって食費がかさんでしまう可能性があります。
出来る限り自炊をして食費を節約したい
やはり節約生活を考えているのであれば、自炊に適したサイズが必要です。
100〜200L以下は欲しい所です。もちろん予算と設置スペースに余裕があれば、これ以上のサイズを購入しても問題ありません。
冷蔵庫の設置スペースと搬入ルートを確認
ライフスタイルの他にもチェックしておくポイントがいくつかあります。
設置スペースの確認
冷蔵庫を設置するスペースの寸法を測っておきましょう。横幅と奥行きだけでなく高さも重要なポイントなります。
いくら大きいサイズが欲しいと思っていても、置き場がなければ話になりません。
あまりオススメしませんが、冷蔵庫の上に電子レンジやトースターなどを置こうと考えている場合はその分を考慮しないといけません。
搬入ルートの確認
設置場所が確保できても、玄関のドア(あるいはベランダから)設置場所まで、スムーズに運ぶ事ができなければ、搬入当日にトラブルになる可能性があります。
かなり大きめな冷蔵庫を購入する時には、ドアや窓、廊下の幅や高さも測って搬入可能か確認しておきましょう。
冷凍庫がポイント!
一人暮らしの自炊の効率を上げて、食費を節約していく為の最大のポイントは冷凍庫と言っても過言ではありません。
冷凍庫の容量をチェック
全体の容量だけではなく、冷凍庫の容量をチェックしましょう。
冷凍食品はもちろんの事、肉や魚、炊いたご飯や、カレーやシチューにトマトソースなどなど。
一度に多めに作って冷凍保存しておけば、食材を余らせる心配もありませんし、同じものを毎日食べ続けなくても済むので、冷凍庫は出来る限り沢山収納できる、大きいものがオススメです。
棚や引き出しの有無をチェック
容量が大きいだけではいけません。出し入れしやすくなっているか?棚はあるか?引き出しはついているか?使い安さをしっかりチェックしましょう。
その為にはネットショップだけでは分かりません。家電量販店に足を運び、実物を見て判断するようにしましょう。
購入費用と消費電力量をチェックする
冷蔵庫は基本電源を落とす事ができない家電です。1日24時間、1年365日休むことなく動き続けています。
それは常にずっと電気代がかかっている事を意味しています。購入費用の安さだけにとらわれず、同時に消費電力をチェックしましょう。
以外な事実!消費電力量は冷蔵庫のサイズに比例しない
消費電力量は冷蔵庫の大きさに比例して大きくなると思われるかもしれません。しかし実は容量と商品電力はまったく比例しません。逆に小さいサイズの方が消費電力が多くかかるのです。
容量 | 年間消費電力量 | 年間電気代 |
---|---|---|
113L | 370kWh |
8,510円 |
225L | 290kWh |
6,670円 |
265L | 300kWh |
6,900円 |
302L | 260kWh |
5,980円 |
475L | 190kWh |
4,370円 |
※1kWhあたり23円で計算しています。
同じメーカーで容量別に比較してみました。一番小さい113Lが一番消費電力がかかっている事が分かります。
一番消費電力量が低いのは400〜500Lのファミリー向けのサイズです。なんと113Lと比較すると年間の電気代が4,000円も安いのです。
しかし一人暮らしに400L以上は不要ですし、一人暮らし向けの部屋に入らない可能性あ高いです。また購入費用も高いので、いくら消費電力量が低いからといってファミリー向けサイズを購入する必要はないでしょう。
同じサイズでもメーカーよって全然違う消費電力量
同じサイズでもメーカーによって消費電力はまったく異なります。
メーカーと容量 | 年間消費電力量 | 年間電気代 |
---|---|---|
A社168L | 310kWh |
7,130円 |
B社168L | 300kWh |
6,900円 |
C社168L | 390kWh |
8,580円 |
D社167L | 310kWh |
7,130円 |
※1kWhあたり23円で計算しています。
2013年現在167〜168Lの冷蔵庫を比較してみたところ、年間で1,500円も電気代に差が出ます。ちなみにこの4商品の購入費用は4万円前後と、ほぼ同じぐらい。しかし5年も使い続ければなんとその差は7,500円です。
冷蔵庫の選び方 まとめ
- 節約生活を目指すなら冷蔵庫は可能な限り大きめを選ぼう。
- 設置場所の寸法と搬入ルートをしっかりと確認
- 冷蔵庫は1年中動き続けています。購入費用(イニシャルコスト)だけでなく、消費電力(ランニングコスト)の低い商品ををしっかりチェックして選びましょう。(家電を安く買うコツはこちら)
日時: 2013年08月12日 08:09:男の節約道 > 節約術 > 一人暮らしの節約 > 家電の選び方
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