無保険車傷害保険って必要?意外と知られていない恐ろしい現実
無保険車傷害保険とは簡単に言えば、事故を起こした相手が保険に入っていない場合、保険金が支払われるものです。でも、まさか車を運転していて保険に入っていない人なんていないでしょう?って思ったあなた!!実はその「まさか」があるんです。
無保険車傷害保険とは?
無保険車傷害保険を詳しく説明すると、これは対人賠償が対象となっていて、対物には適用されません。
事故を起こした相手が対人賠償保険に加入しておらず、賠償請求をしても十分が損害賠償を受けられない場合、その不足分が保険金として支払われるというものです。
加入している対人賠償保険と同額の保険金がおりますが、無制限の場合は2億円が上限となります。
無保険で走っている人なんているの?
さてここで問題になるのは、実際にこの日本で無保険で車を走らせている人なんて果たしているのか?という事です。
恐ろしい事に実在するのです。しかもその率は約10〜20%、実に10台に1〜2台が無保険で走っているのです。
具体的にいうと
- 任意保険の対人保険に加入していない車
- 任意保険の対人保険に加入しているが、年齢や家族限定特約などの条件を満たしていない人が運転していて適応外のケース
- 対人保険はついているが、保険金が損害額よりも下回っている場合
以上のケースが、実質的な無保険の車という事になります。
また、ひき逃げの場合も犯人が捕まらない限り、賠償請求はできないので、泣き寝入りになってしまいます。これもある意味、無保険の車といえるでしょう。
義理の妹が体験した恐怖の実話
恐怖の自賠責切れの車
そうは言っても任意保険に入っていなくても、自賠責保険に対人保険があるので、それでなんとかなるんじゃないかって、思いますよね。
しかしです、超がつくレアケースですが、私の奥さんの妹は、なんと自賠責保険切れの車と交通事故に遭ったことがあるのです。
自賠責保険切れという事は、同時に車検切れという事でもあります。当然任意保険になんて加入していません。それどころかなんと無職、そして貯金もないというのです。
詳しく話を聞くと、なんとホームレス状態で、車で寝泊まりしていたと言うのです。
妹はケガはまったくなく、車の破損だけで済んだのですが、これがもし大事故になったら、対人で損害賠償を請求した所で1円も取れません。
統計上どれくらい走っているのかは分かりませんが、車検切れ、自賠責切れで走っている恐怖の車が存在するのです。恐ろしいったらありゃしません。
車の修理代は?
ちなみになんですが、相手は車検切れであることを知っていて運転していたので、なんと刑務所に服役する事となりました。
そもそもホームレスで貯金がないし、しかも服役してるし、車の修理代については請求しようがない状態でした。
しかし、ガソリン代や毎日の食事はどうしているのか、という疑問がわきました。相手に聞いてみたら、なんと田舎のお姉さんが毎月わずかながら仕送りをしてくれているとの事でした。
止む無くそのお姉さんに連絡と取り、事情を説明し、なんとか分割払いで支払ってもらう事になりました。
しかしそのお姉さんはかなり高齢で、年金で一人暮らしをしているという状態で、まとまったお金を用意するのは難しかったようで、ちょいちょい支払いが滞ったようです。
まとめ
- 対人保険がない車は約10〜20%の確率で存在します。
- 自賠責保険すら切れている最悪の車すら存在します。もしもの事を考えると、無保険車傷害保険は必要と考えます。
- 私も無保険車傷害保険には入っています。
日時: 2015年04月24日 18:29:男の節約道 > 節約術 > 自動車の節約術 > 自動車保険
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