手取りはいくら必要?一人暮らしの生活費は毎月どれくらいかかるのか?
賃貸契約に生活必需品の用意、そして引越しの手配。準備のお金を用意できたとしても、はたして毎月の生活費を現在の収入でやりくりできるでしょうか?
最初から収入よりも支出が多いようであれば、一人暮らしをはじめる事自体を見なおさなければなりません。はじめてしまってからでは遅いのです。
ここでは、毎月の生活費の内訳と、それぞれのおおよその費用を算出してみます。そしてそこから、安く抑えるためのポイントもあわせて解説していきます。
生活費の項目
一人暮らしにかかる生活費には以下の項目があります。
家賃
1番高い出費が家賃です。手取りの1/3以下が理想とされています。それ以上だと生活が苦しくなり、貯金をするのは難しくなる可能性があります。
また2年毎に更新費用がかかりますので、毎月の家賃には、更新料と保険料などを合わせた更新費用を24ヶ月分で割った金額も上乗せして考えておくと、更新時の出費に慌てなくてすみます。
食費
自炊をするかしないかで大きく変動するのが食費です。
自炊をすれば月に3万円以下も可能ですが、ほぼ毎日外食という事になると月に6〜7万以上と天井知らずとなります。
節約方法については「一人暮らしの食費の節約」を参考にしてください。
水道光熱費
- 電気代
- ガス代
- 水道代
地域によって若干異なりますが、一人暮らしでかかる水道光熱費の総額は月に1万5千円前後と言われています。
ガス代は都市ガスとプロパンガスで、料金が異なり、プロパンガスの方が割高となっています。
節約することで月に1万円ぐらいまで下げる事が可能です。
節約方法については「一人暮らしの光熱費の節約」を参考にしてください。
通信費(携帯代・電話代・ネット代)
携帯電話代の他に部屋に電話をおいている場合や、パソコンでネットをする場合には、電話代にネット回線費用、プロバイダ料金がかかります。
交際費
友達や、職場内での飲み会など、人付き合いは大切ですし、お金もかかります。予算としてしっかり確保しておく事をオススメします。
雑費
雑費と一括りにしましたが、いろいろな項目があります。
衣服代 | 女性は特にかかりますよね。 |
---|---|
日用品 | 石鹸やシャンプー、歯磨き粉などになります。 |
燃料費 | 車やバイクなどを所有している場合かかります。 |
駐車場代 | 車を所有していると毎月発生します。 |
保険代 | 怪我や入院の医療保険や、車を所有している場合は自動車保険がかかります。 |
娯楽費 | 映画や音楽、趣味にかかる費用です。 |
他にも女性であれば化粧品などにもお金がかかりますし、お酒やタバコを嗜む人も費用がかかりますね。
またイレギュラーな出費としては、風邪を引いた時などの医療費や、冠婚葬祭費も突然必要になる事があります。
最低限必要な生活費は?
項目 | 金額 | |
---|---|---|
家賃 | 60,000円 |
|
食費 | 30,000円 |
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水道光熱費 | 電気代 | 4,500円 |
ガス代 | 4,000円 |
|
水道代 | 1,500円 |
|
通信費 | 携帯代 | 8,000円 |
電話・ネット代 | 7,000円 |
|
交際費 | 15,000円 |
|
雑費 | 20,000円 |
|
合計 | 150,000円 |
こちらは、食費を自炊し、光熱費も節約している場合でのおおよその予算となります。最低でも15万円はないと厳しいと考えたほうがいいでしょう。
雑費2万円では厳しいという人もいるかもしれませんが、この15万円には貯金が含まれていません。なんとかして毎月貯金できるようになりたいと考えている人は、15万円以上の手取りか、食費や交際費等さらに切り詰めた節約生活が必要となります。
生活費を下げるポイントはどこだ?
では、生活費を下げるポイントはどこでしょうか?
一人暮らしを始める前に出来る事
生活費の中で一番高額な出費、家賃を途中で下げる事はできません。何よりも引越し前に、千円でも安い家賃の部屋を探す努力をする事です。
2千円も違えば2年間で2万4千円も差が出ます。
そして家電を準備する際に、購入費用だけでなく消費電力の低い家電を選ぶ事も重要です。特に冷蔵庫は常に動き続け電気代がかかっています。
同じ容量でも年間の電気代が1,500円近く違うものがあります。詳しくは「一人暮らしの家電、自炊で変わる「冷蔵庫」のベストな選び方」を参考にしてください。
一人暮らしを始めてから出来る事
頑張り一つで、大幅に節約できるのが「食費」です。自炊の習慣を付けて、しっかり節約していけば月3万円以下も決して夢ではありません。
詳しくは「一人暮らしの食費の節約」を参考にしてください。
「水道光熱費」もしっかり節約すれば、月に1万円以下にする事は充分に可能です。
そして次に切り詰める事ができるが「交際費」「娯楽費」「酒やタバコなどの嗜好品代」です。
人付き合いは大切ですが、誘われる度に飲みに出かけては確実に赤字になってしまいます。また趣味につぎ込むお金も、お酒代もタバコ代も、度が過ぎると際限がありません。
どれも予算を決めて、オーバーしないようコントロールする努力が必要です。
一人暮らしの毎月の生活費 まとめ
- 最低でも手取り15万円以上はないと生活は苦しくなってしまう可能性があります。
- 一人暮らしを始める前に出来る事は、少しでも安い家賃の部屋を探す。消費電力の低い家電を購入する。この2つです。
- 生活がはじまってから一番大幅に下げる事ができるのが「食費」です。頑張って自炊して貯金を捻出しましょう。
日時: 2013年08月22日 16:35:男の節約道 > 節約術 > 一人暮らしの節約 > 費用
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