契約更新時に家賃の値引き交渉を成功させる為のテクニック
2年に1度やってくるのが賃貸契約の更新です。実はこのタイミングで家賃の値引き交渉が可能だって知っていましたか?恥ずかしいとかみっともないなんて思わない!交渉はタダ、ダメ元でやってみて毎月の家賃が下がれば儲けものです。
ここでは更新時の家賃の値引きを成功させる為のテクニックを紹介します。
家賃は年月と共に下がっていくのが必然
昔は更新時に逆に家賃の値上げの報告を受けてビックリ!なんて事もあったようですが、最近ではほとんどそんな話はないようです。
建物は年月が経てば資産価値は下がっていきます。同じ地域、同じ間取りで新築と築年数の古い物件の家賃が同じではありませんからね。家賃は下がっていくのは必然です。
8〜10年住んでいるのなら、値引きが成功する可能性は十分にあります。
家主(大家さん)の心理は?
家主(大家さん)としては、家賃は値引きされれば、利益が下がるので避けたいですが、本当に避けたいのは退去されて家賃収入がゼロになってしまう事です。
空室が埋まらない限り家賃収入はゼロのままの状態が続きます。一番痛い状況です。それと比べれば、値引きに応じて継続して家賃を払ってもらった方が全然マシなのです。
値引きが成功する状況とは?
値引きが成功しやすい状況というものがあります。いくつか当てはまれば成功する確率は高いと考えていいでしょう。
空室が多い
住んでいる部屋以外に空室が多い場合、家主としてはこれ以上退去者は出したくないので、値引きに応じてくれる可能性が高いです。ネットの賃貸情報で、その空室が掲示されていないかチェックしてみると良いでしょう。
あまりにも空室が続いていると、家賃を下げないといけなくなります。もし空室の家賃が自分の今の家賃よりも安くなっていたら、値引きできる確率はかなり高いといえるでしょう。
近隣に新築のマンションが建つ
近隣に似たような間取りの物件が建ってしまうと、築年数の古い物件は不利になります。築年数が異なれば資産価値も異なり、同じ家賃では勝負になりません。
必然的に家賃を下げて勝負していく事になります。
地域全体の環境の変化
家賃の相場というものは、変動していきます。例えば駅ができたり、バスが近くを通るようになったり、大型の商店が近くにできたりする事で利便性が高まると相場は上がり、家賃は高くなる傾向があります。
逆の事が起こり利便性が低下すれば、家賃は下がっていきます。近くのコンビニが潰れた、商店が減った、大きな道路に舗装されて交通量が増えて騒音がひどくなった、空気が悪くなったなどなど、周りの環境の変化は値下げ交渉の良い材料となります。
長く住んでいる
8〜10年以上住んでいるなら、家主(大家さん)ともコミュニケーションが取れて気心が知れた仲になっているのではないでしょうか。
家主としては入居者がコロコロと入れ替わりが激しいよりも、長く住んでもらった方が手間がかからず、また家賃収入が途切れる心配がないので、ありがたい存在です。年月的に家賃が下がってもおかしくないですし、交渉が成功する確率は高いといえるでしょう。
交渉方法のポイントは?
重要なのは更新したいという意思表示
大切なのは、前提として更新の意思があり、またその事を家主にしっかり伝える事が重要です。値引きが上手くいかないなら退去するという前提で話を進めてしまうと逆効果になる可能性があるのでオススメできません。
「これからも住み続けたいから相談に乗って欲しい」このスタンスです。
周りくどい言い回しは逆効果!単刀直入に伝えよう
周りくどい言い回しはかえって不信感を与えます。単刀直入に理由をハッキリと伝えましょう。
- 給料が下がってしまった
- 子供が生まれて出費が多く、家計が苦しい
- 近くにここよりも安い家賃の所を見つけて迷っている
- 周りの環境が悪くなって利便性が低下してしまった
それらしい理由を取り繕うのも良くありません。正直に言いましょう。
値引き金額も明確に提示
いくら値引きして欲しいのか?金額も明確にこちらからしっかりと提示しましょう。万単位の値引きは現実的に不可能に近いでしょう。
せいぜい1,000円から3,000円ぐらいが限度ではないでしょうか。あまり無茶な金額では交渉にならない場合もありますので、注意しましょう。
値引き成功後に注意したい事
家主が値引きに応じる場合、だいたい家主から他の住人には値引きしたことは秘密にする事が条件になることが多いです。当然ですね、この事が周りに知れれば一斉に値引きに応じなければなりませんから。
値引きは交渉に踏み切った人だけに得られる権利です。ここは条件をのんで、しっかり秘密にしておきましょう。
値引きが駄目なら設備投資を相談する
値引き交渉に失敗した場合、そこであきらめず設備投資をかわりにお願いしてみるのも手です。
和室があれば、畳の表替えがいいですね。トイレにウォシュレット設置をお願いするケースもあるようです。(ただし電気代がかかるので注意が必要です。)
他にも壊れたり傷んだ部分の修繕をお願いするのも良いでしょう。
まとめ
- 家賃とは年月と共に下がっていくものです。
- 長く住み続けているのであれば、周りの環境をリサーチして現在の家賃が適正なのか調べてみましょう。
- 単刀直入に簡潔に、正直に理由を伝えましょう。
- 値引きが駄目なら設備投資や修繕をしてもらえないか相談しましょう。
日時: 2014年11月18日 08:08:男の節約道 > 節約術 > 家賃と引越しの節約術
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