一番電気代を消費する冷蔵庫をしっかり節電する方法
1年365日休む事なく動き続けている冷蔵庫、一番電気代のかかる電化製品です。ここでは冷蔵庫を効率的に節電する為の方法を解説します。
基本中の基本、開けっ放しは厳禁
冷蔵庫のドアを開けるたびに、冷気が外に逃げてしまい、冷蔵庫の中の温度は上がります。そして設定温度に戻すため、消費電力も上昇してしまいます。
ドアの開けっ放し、意味のない開け閉めの繰り返しは厳禁です。
多くの食材に埋もれてしまって、欲しい食材が取り出せない状況や、見つからなくて探すという状況は、開けっ放しの原因の一つです。
無駄な食材が入っていないか、消費期限や賞味期限のチェックを定期的に行い、不要な食材は処分しておく事で開けっ放しの時間が減ります。
また中身を携帯のカメラで撮影しておくと、ドアを開けずに中身を確認する事ができ、開け閉めの回数が減り、買物の時にも買い忘れや、同じものを買ってしまう無駄が減るのでオススメです。
冷蔵庫はスカスカ、冷凍庫はギュウギュウ
冷蔵庫は詰め込み過ぎない
開けっ放しの時間を短縮するためにも、定期的な中身のチェックをオススメしましたが、冷蔵庫の冷やす効率の点からも有効です。
詰め込み過ぎは、冷気の流れを悪くし、余計な電気代がかかってしまいます。冷蔵庫は出来る限り、余裕を持って収納しましょう。
冷凍庫は詰め込んで互いに冷やし合う
冷凍庫は逆に、食材がある程度入っていた方が、凍ったもの同士で互いに冷やし合うので、効率が良いです。
またアルミ製のトレイなどを下に敷いておくと熱伝導効率が高いので、素早く熱を奪い、休息に冷凍してくれるのでオススメです。
お煎餅やクッキーなどの詰め合わせの蓋などを使うと良いでしょう。
季節に応じて温度設定を見直す
冷蔵庫、冷凍庫、野菜室、ものによってはチルド室など個別に温度設定が出来ます。
冬場は、外気温が低いので、冷蔵庫の中の温度の差が少ないので、強めにておく必要はありません。「弱」で十分でしょう。
逆に夏場の場合は外気温が高いので、開け閉めの度に温度が上昇し、中のものが傷みやすいので、「中」程度まで上げておく事をオススメします。
置き場所や置き方で電気代が変わる
冷蔵庫は中を冷やす分、熱を外に放射します。置き場所や置き方で、熱がこもり消費電力が上がる場合があります。
日差しが当たる場所に置かない
あまり可能性は高くありませんが、日差しがあたるような場所に冷蔵庫を置くのはやめましょう。
背面と側面に隙間を空ける
冷蔵庫の背面や側面が、壁や食器棚などにピッタリとくっついていませんか?
ある程度の隙間が開いていないと熱がこもってしまいます。数センチで構わないので、今よりも少しだけ移動させて隙間を作りましょう。
冷蔵庫の上に物を乗せない
冷蔵庫の上に物を乗せるのも、熱をこもらせる原因になります。
熱を発する電子レンジやオーブントースターなどを乗せるのは厳禁です。
買い替えという節電方法
今の冷蔵庫が10年以上使用し続けている場合は、思い切って買い換えた方が、大幅な節電になる可能性があります。
メーカーの技術進歩によって冷蔵庫の消費電力はどんどん低いものが開発されています。ものによっては年間の電気代が1万円〜2万円近くも差が出る場合があります。
今の冷蔵庫の型番を確認して、消費電力をチェックし、最新モデルとどれくらいの差があるか一度確認してみてください。
逆効果!?やってはいけない省エネカーテン?
以前節電効果があると紹介していた、冷蔵庫の中に貼り付けるビニール製の省エネカーテンですが、デメリットがある事が分かりました。
冷気を外に逃さない効果は確かにあるのですが、ドアの裏側の卵や調味料、飲み物類を置くスペースに冷気が届かなくなり、結果食材が傷んでしまう可能性があるのです。
問題点を解消するために、省エネカーテンを使用する場合は冷蔵庫の全ての箇所に貼らず、半分程度にしておく事で解消します。
まとめ
- 無駄な開け閉めの繰り返し、開けっ放しは厳禁です。定期的な消費期限、賞味期限のチェックによる中身の処分、カメラで撮影してドアを開けずに中身を確認するなどして、冷気が外に逃げる頻度を下げましょう。
- 冷蔵庫は余裕を持って収納、冷凍庫はある程度詰め込んで、凍った物同士で冷やし合うようにして効率を上げましょう。冷凍庫にはアルミのトレイを敷くと熱効率が高くオススメです。
- 置き場所や置き方で、熱がこもり消費電力が上がります。
- 買い換える事で年間に1万円〜2万円。最大で3万円近く電気代を下げる事ができる場合があります。現在使用中の冷蔵庫の型番を確認し消費電力量をチェックしてみましょう。
- 冷蔵庫内に省エネカーテンを全面に貼ってしまうのは逆効果。貼る場合は、ドアの裏側にも冷気が通るよう、半分程度の面積で、隙間を作るようにしましょう。
日時: 2013年11月17日 16:00:男の節約道 > 節約術 > 電気代節約 > 電化製品(家電)の節電
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