掃除機で節電効果が高いのはサイクロン式?電気代を節約するための選び方と使い方

掃除機は、意外と高い電力を消費します。ここでは様々な種類がある掃除機の選び方と、掃除の効率を落とさずに節電する為の方法を紹介します。
節電効果の高い掃除機はどれか?
掃除機にはいろいろな種類がありますが、どれが一番節電効果があるのでしょうか。
掃除機の種類
- 紙パック式:紙パックを定期交換する必要がある。紙パックにゴミが貯まると効率が落ちる
- サイクロン式:紙パックが不要、効率が落ちにくい
- ハンディ型:携帯性が高いがパワーが弱い。車などの掃除に重宝
- スタンド型:省スペースで、一人暮らしから家族まで幅広く活躍
- ロボット型:高額だが掃除の手間がなくなる
サイクロン式かスタンド型がオススメ
従来の紙パック式は、定期的に紙パックを購入し交換しないといけないという事で、電気代ではありませんが、紙パック代が継続してかかります。また紙パックの中にゴミが貯まった状態で使っていると、肝心のゴミを吸い取る効率が落ちてしまい、電気代の無駄に繋がります。
紙パックを必要としないという点、そしてパワーが落ちないという点で、節電効果が高いのはサイクロン式といえるでしょう。
最近ではスタンド型もサイクロン式のものが多く、パワーも上がっています。
スタンド型はさらに、ハンディ型として分離させる機能を持つものもあり、車の中の掃除などにも使えて、オールマイティーに活用できて家庭用としてもオススメです。
アレルギーを持っている場合は紙パックが良い場合も
ただしサイクロン式にも欠点があります。掃除機に貯まったゴミを処分する時に、ゴミに直接触れなくてはいけないリスクが存在します。その際にホコリが立ち、ハウスダストやダニなどのアレルギーを持っている方にとっては非常に辛いものがあります。
その点、紙パック式はゴミが紙パックの中に入っているので、ホコリが舞い上がる心配がありません。節約の為に健康を害するのは本末転倒です。アレルギー体質の方には紙パックの方がオススメですね。
ロボット型は時間の節約
ロボット型のメリットは時間と労力の節約になる所です。仕事や買い物に出かけている間に掃除機が自動で掃除を済ませてくれるというのはとてもありがたいものです。
掃除機の節電の基本
使用時間の無駄を減らす
掃除機はスイッチを入れた時に一番電力を消費します。出来る限りオンオフを繰り返すことなく、一回のスイッチで最後まで掃除できるよう掃除機をかける前に準備をしましょう。
掃除機をスムーズにかけられるように、間違って吸い込んではいけないものを手で拾うなどして掃除し、邪魔になるようなものを移動させておくなどする事で、途中で掃除機の電源を落とす事がなくなります。
延長コードを使って、複数の部屋の掃除をいっぺんに終わらせてしまうのもオススメです。
使用回数を減らす
単純に掃除機をかける回数を減らせば、節電になります。毎日かけている人は2日に1度、3日に1度に頻度を下げれば掃除機の電気代は半分以下になります。
掃除機をかけない日は、モップやほうき、雑巾など電気代を消費しないものでカバーすれば、清潔感は保たれます。
強弱とノズルを使い分ける
カーペットは強から中、畳やフローリングは中から弱と、掃除する箇所に応じてパワーを使い分ける事が電気代の無駄をなくすコツになります。
細い隙間に入るタイプや、カーテンや布団などに適したノズルが別途用意されているものもあります。
ノズルを使い分ける事も無駄をなくす上で非常に有効です。
定期的に掃除してメンテナンスする
吸い込むブラシ部分にゴミが絡まっていたり、詰まっていたりすると効率が落ちて余計な電気代がかかります。定期的にチェックして掃除しましょう。
紙パック式の場合、パックの中にゴミが詰まりすぎるとやはり効率が落ちます。節約の為と交換を渋らずに、いっぱいになったら交換しましょう。
どうしてもケチりたい場合は、パックの中のゴミを手で取り出して余裕を生み出すという方法もありますが、個人的にはオススメしません。
フィルター部分の掃除も重要です。サイクロン式の場合、紙パックがない事からメンテナンスの必要がないと考えがちですが、サイクロン式もフィルター部分に小さいゴミが蓄積していきます。
どの型でもフィルター掃除もシッカリとしましょう。
正しい掃除機のかけ方
節電ばかりに目を向けて、肝心の部屋の掃除がちゃんと出来なければ意味がありません。ただしい掃除機のかけ方を知っておきましょう。
素早くゴシゴシと同じ場所を繰り返す、また押し付けるように過度に力を入れるのは逆効果です。
正しいかけ方は、優しくゆっくり力をいれずに静かに動かします。また一般的には押すよりも引く時の方が良くゴミを吸い取るので、特に引く時をゆっくりと優しくやると良いでしょう。
畳の場合は、目に沿ってかけるとスムーズにゴミが取れます。
買わない・使わないという選択肢
畳とフローリングだけであれば、思い切って掃除機は買わない・使わないという選択肢もあります。
掃除機の代用品を活用
ほうき、クイックルワイパー、モップ、雑巾など、掃除機の代用品を活用すれば、掃除機がなくても部屋をきれいに保つ事は十分可能です。
畳の思わぬ節電効果
畳には節電効果があるのをご存知ですか?
- 二酸化窒素ガスを吸着する力があり、部屋の空気をきれいにしてくれる。
- 湿気を吸い取り、乾燥している時には水分を出してくれる。
- 断熱効果があり、冷房、暖房の効果を高めてくれる。
微力ですが、冷房や暖房の補助的な役割を持ちながら空気清浄もしてくれるわけです。カーペットでふたをしてしまうのは、ちょともったいないですね。
畳の場合、掃き掃除だけではなく、時々濡らした雑巾を固くしぼって拭き掃除した方が良いでしょう。
その際に、ほんの少しの練りワサビを入れた水を含ませた雑巾を使うと畳の抗菌効果がアップします。
まとめ
- 今はやはり紙パックを必要としないサイクロン式がオススメ。サイクロン式で、ハンディ型として分離して使う事もできるスタンド型も重宝します。
- オンオフを繰り返さないように、事前に部屋を片付けておく。
- 使用回数を減らせば、当然節電になる。
- 強弱やノズルを使い分けて、無駄を無くす。
- 掃除機も定期的に掃除して、効率ダウンを防ぐ。
- 正しい掃除機のかけ方は、力をかけずゆっくり優しく。
- 思い切ってほうきや雑巾、モップなどの代用品で掃除する方法もあり。(電気代ゼロ)
日時: 2013年11月25日 11:08:男の節約道 > 節約術 > 電気代節約 > 電化製品(家電)の節電
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