保温機能に要注意!炊飯器の節電方法
炊飯器にはいろいろ種類がありますが、電気代に差はあるのか、調べてみました。そして普段の使い方で電気代を抑える工夫についても解説します。
マイコンとIHと圧力IH、電気代が一番かかるのはどれ?
炊飯器には、マイコン式とIH式、圧力IH式があります。一番電気代がかかるのはどれでしょうか?比較してみたいと思います。
※データは2013年のものです。
マイコン式炊飯器(5.5合)
炊飯時の消費電力 | 保温時の消費電力 | 年間電気代 | |
---|---|---|---|
A | 140Wh/回 |
19.1Wh/h |
1,817円 |
B | 185.5Wh/回 |
16.1Wh/h |
2,063.1円 |
C | 156Wh/回 |
19.4Wh/h |
1,929.7円 |
D | 179Wh/回 |
16.5Wh/h |
2,060.8円 |
E | 165Wh/回 |
17.9Wh/h |
1,961.9円 |
IH式炊飯器(5.5合)
炊飯時の消費電力 | 保温時の消費電力 | 年間電気代 | |
---|---|---|---|
F | 144Wh/回 |
14.9Wh/h |
1,750.3円 |
G | 174Wh/回 |
16.2Wh/h |
2,014.8円 |
H | 162Wh/回 |
17.8Wh/h |
1,952.7円 |
I | 138Wh/回 |
20Wh/h |
1844.6円 |
J | 179Wh/回 |
16.5Wh/h |
2,060.8円 |
圧力IH式炊飯器(5.5合)
炊飯時の消費電力 | 保温時の消費電力 | 年間電気代 | |
---|---|---|---|
K | 131Wh/回 |
15.9Wh/h |
1,626.1円 |
L | 147Wh/回 |
14Wh/h |
1729.6円 |
M | 170Wh/回 |
13.2Wh/h |
1,863円 |
N | 140.5Wh/回 |
16.6Wh/h |
1746.8円 |
どうも大きな違いがないように思われます。それぞれの平均値を出してみましょう。
3種類の平均値の比較
炊飯時の消費電力 | 保温時の消費電力 | 年間電気代 | |
---|---|---|---|
マイコン | 165.1Wh/回 |
17.8Wh/h |
1,996.5円 |
IH | 159.4Wh/回 |
17.08Wh/h |
1,924.64円 |
圧力IH | 147.125Wh/回 |
14.925Wh/h |
1,741.375円 |
マイコンとIHとの間にそれほどの差はありませんが、意外なことに圧力IHが消費電力が低い傾向にある事がわかりました。
購入費用(イニシャルコスト)も考慮する
購入費用で考えると、圧力IHが一番高額になります。次にIHで、一番安いのがマイコン式です。
上記のランニングコストを考えると購入費用という元が取れるほど、圧力IHの電気代が極端に低いわけではありません。
後は、コストと美味しさ、どちらを取るか?という判断になります。
圧力IHが一番美味しい?
マイコンよりもIHの方が、美味しく炊けると言われています。
しかし圧力IHとIHの比較となると、どうも個人の好みの違いがあったり、違いをあまり感じにくいという人も多いようで、一概に圧力IHが一番美味しく炊けるとは言い切れないようです。
保温機能はなるべく使わない
意外に高い消費電力
元々炊飯にかかる消費電力は高いのですが、保温機能も侮れません。12時間の保温で、炊飯約1回分に相当する電力を消費します。
できる限り保温の時間を少なくする事が節電のポイントになります。
まとめ炊きの小分け冷凍保存が基本
1回の炊飯で大量に炊く
1日に3回炊くよりは、1回炊いて保温しておいた方が、実質炊飯2回分の電気代になるので節電にはなりますが、できれば1回分の炊飯の電気代で済ませたいものです。
そこでオススメしたいのが、1度に大量に炊いて、その時食べる分以外は、小分けにして冷凍保存する方法です。
ラップや専用容器で冷凍保存
1食分ずつ、ラップまたは専用の容器に詰めて、冷ましてから、冷凍保存しましょう。
ポイントはご飯が熱々のうちに詰めてしまい、蒸気が出ないよう密閉した状態で冷ます事です。冷ます段階で蒸気が出てしまうと、解凍した時にボソボソとした美味しくないご飯になってしまいます。
約2週間〜3週間は冷凍庫で保存が可能です。
電子レンジの解凍時の電気代の方が高い?
冷凍保存の場合、電子レンジで解凍するため、電子レンジの電気代がかかりますが、炊飯を複数回した場合と12時間保温機能を使った場合のどちらを比較しても、電子レンジで2分〜3分解凍する電気代の方が安く済みます。
まとめ
- マイコン、IH、圧力IHに消費電力(ランニングコスト)に大きな差はありませんでした。購入費用とご飯の美味しさを天秤にかけて購入を判断しましょう。
- 保温機能はなるべく使わない。すぐに食べる分以外は小分けにして冷凍保存するのがオススメです。
日時: 2013年11月22日 06:20:男の節約道 > 節約術 > 電気代節約 > 電化製品(家電)の節電
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