電化製品を買い換える事で節電になるのか?
電化製品は決して安いものではありません。しかし、実は買い換えたほうが、購入費用を回収できるほど、電気代の節約になるケースが多くあるのをご存知でしょうか?
ここでは買い換える事で節約なるケースについて解説します。
電化製品は日々進化している
電化製品は常に進化しています。高性能化をはかりながら、消費電力や待機電力を下げる努力をメーカーは行っているのです。
古い電化製品ほど消費電力は高く、長く大切に使い続けている方が節約になっている、新しい家電を買うお金を払わずに済んでいるから得してると考えてしまうかもしれませんが、実は逆に大きな損をしている可能性があります。
なんと!年間で万単位の電気代の差が出る
一年中動き続けている冷蔵庫を例にしてみると、10年以上前の古い製品と今の最新モデルを比較すると、消費する電力が半分以下までグッと下がっているものが多くあるのです。
電気代にしてなんと、ものによっては年間に1万円〜3万円も差が出ると言われています。
これが5年〜10年も続いていると考えると、新しく買い換えた方が、むしろ得するという場合が多いにあるのです。
イニシャルコストとランニングコスト両方をみる
トータルコストを考えないと逆に損をする
電化製品の購入費用(イニシャルコスト)をケチることばかりに目を向けず、日々の電気代(ランニングコスト)も視野にいれ、トータルコストを考える事が重要になります。
購入費用が安い方を買って得したと思っても、5〜10年間の消費電力量の積み重ねで比較すると逆に高い電気代を払い続ける事になり損をする事があるのです。
トータルコストはどのように考えるのか?
トータルコストは
購入価格+(年間消費電力量×耐用年数)
この計算式で出されたものを指します。耐用年数は電化製品によって異なります。また耐用年数ではなく自分たちがどれくらい使う予定なのかという年数でも結構です。
年間消費電力量は、店舗やネットショップなどで表示されてる事が多いです。筆者は年間消費電力量は「価格ドット.com」で調べるようにしています。
買い換えを検討すべき電化製品
長時間使い続けるもの、パワー(消費電力)が元々高い電化製品について買い替えを検討したほうが良いでしょう。
- 冷蔵庫
- テレビ
- エアコン
- 洗濯機
などが該当します。
買い換えの時に損しない為のポイント
必要なサイズを見極める
買い換え前の現在の電化製品の使い勝手は良かったでしょうか?
- 冷蔵庫であれば収納は十分でしたか?それとも大きすぎましたか?
- 洗濯機であればサイズが小さくて洗濯機を回す回数が多くて大変という事はなかったでしょうか?
今まで使っていた電化製品とライフスタイルを見なおして、今の自分達に合ったサイズはどれくらいなのかを把握しておきましょう。
もちろん置き場の寸法も考慮してください。
必ず同一規格で複数の商品を比較する
必ず複数のメーカーの商品を比較しましょう。ここで比較するのは
- 機能性、使い勝手
- 購入価格
- 消費電力量または年間消費電力量
以上の3点です。一見便利な昨日でも実際には、家庭によっては不要な機能もあります。本当に欲しい機能は何か?前の商品で使い勝手が悪いと感じた部分はどこなのか?
価格や電気量だけではなく、機能性もしっかり考えましょう。
複数の店舗で価格を比較する
年間消費電力量を考慮して、トータルコストで得すると判断できる商品が、絞れてきたら、複数の家電量販店やネットショップなど複数のお店で少しでも安く買える所はないか、探しましょう。
トータルコストで見極める事ができたら、後はとことん購入費用を安く抑えるのみです。
家電量販店の店員に値引き交渉をするのも良いでしょう。ネットショップであれば、送料の有無もしっかり確認してください。
また備え付け作業が必要な場合は、自分たちでできるのかどうか、お店が請け負ってくれる場合の料金の有無もしっかり確認です。
まとめ
- 電化製品は日々進化しています。冷蔵庫の場合、10年以上古いものを長く使っていると最新モデルと比較して、なんと年間で3万円近く損している場合があります。
- イニシャルコストだけではなく、ランニングコストを含めたトータルコストで考えましょう。
- 買い替え時は、価格を抑えるだけでなく、使い勝手の向上も視野に入れましょう。
- 複数のメーカー、複数の店舗で、機能も価格も比較検討しましょう。
日時: 2013年11月06日 06:17:男の節約道 > 節約術 > 電気代節約 > 節電の基本
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