充電式電池(ニッケル水素充電池)はどれを選ぶのがベストなのか?
充電式電池(ニッケル水素充電池)といっても様々なメーカーから発売されています。一体どこの電池が一番お得なんでしょうか?
今回は充電式電池についてさらに詳しく解説したいと思います。
大手メーカーから5種類発売されている充電式電池
EVOLTA(エボルタ)
パナソニックが発売しているのがEVOLTA(エボルタ)です。EVOLTA(エボルタ)という名称はアルカリ乾電池にも使われているので、間違えないようにしてください。"充電式"エボルタです。
単3と単4があり、それぞれスタンダート、お手軽モデル(低容量)、ハイエンドモデル(大容量)の3種類を用意しています。
eneloop(エネループ)
エネループは当初三洋電機が開発し発売していましたが、パナソニックに吸収合併される形となり、現在パナソニックが発売。
パナソニックはエボルタとエネループの2つのブランドの充電池を扱っているというちょっと変わった状態になっています。
三洋電機としての形が残っている時代には単1や単2も発売されていましたが、パナソニックとなった現在では単3と単4のみの発売となりました。非常に残念です。
単3と単4があり、それぞれスタンダート、お手軽モデル(低容量)、ハイエンドモデル(大容量)の3種類を用意しています。
IMPULSE(インパルス)
東芝が発売しているのがインパルスです。
インパルスの最大の特徴はラインナップが豊富な事。現在単1、単2、単3、単4、そしてなんと6P形まで用意。(子供のラジコンなどで、今も必要なんですよね。)
単3、単4以外を用意しているのはインパルスだけです。
単3のみ3種類のラインナップを用意しています。
CycleEnergy(サイクルエナジー)
サイクルエナジーはソニーが発売している充電式電池です。
単3と単4を用意しており、それぞれゴールドという名称が付いています。単3には別にシルバーという低容量で、繰り返し回数が多いものを用意しています。
ecoful(エコフル)
maxellが発売しているのがエコフルです。
単3と単4が用意されており、単3のみ低容量で繰り返し回数の多い「lite版」があります。
繰り返し使用回数で比較する
それぞれのメーカーの充電式乾電池を繰り返し使用回数で比較してみたいと思います。
単3の繰り返し使用回数
商品名 | 低容量版 | 基本版 | 大容量版 |
---|---|---|---|
エボルタ | 約4,000回 | 約1,800回 | 約300回 |
エネループ | 約5,000回 | 約2,100回 | 約500回 |
インパルス | 約1,800回 | 約1,500回 | 約500回 |
サイクルエナジー | 約3,000回 | 約2,000回 | なし |
エコフル | 約1,500回 | 約1,000回 | なし |
単4の繰り返し使用回数
商品名 | 低容量版 | 基本版 | 大容量版 |
---|---|---|---|
エボルタ | 約3,000回 | 約1,800回 | 約300回 |
エネループ | 約5,000回 | 約2,100回 | 約500回 |
インパルス | なし | 約1,500回 | なし |
サイクルエナジー | なし | 約2,000回 | なし |
エコフル | なし | 約1,500回 | なし |
サイクルエナジーも健闘しましたが、バリエーションの豊富さそして回数でエネループに軍配が上がりました。
フル充電から1年後の容量の残存率で比較する
残存率とは?
電池とは本来使用しなくても自然放電してしまい、中の容量が減ってしまいます。残存率とは、放置した状態でどれくらい電力量が残っているかを示すものです。
約1年後の残存率
商品名 | 残存率 |
---|---|
エボルタ | 約80% |
エネループ | 約90% |
インパルス | 約85% |
サイクルエナジー | 記載なしの為不明 |
エコフル | 約75〜80% |
残存率でもエネループが勝利。強いですね。
価格で比較する
単3電池4本の値段について比較してみましょう。
2013年11月のAmazonでの販売価格で比較してみました。
単3電池4本の価格
商品名 | 価格 |
---|---|
エボルタ | ¥1,145 |
エネループ | ¥1,270 |
インパルス | ¥1,298 |
サイクルエナジー | ¥891 |
エコフル | ¥1,154 |
価格は今後変動する可能性がありますが、現在では、ソニーのサイクルエナジーが割引をしていてお買い得です。
まとめ
- 繰り返し使用回数と残存率から判断するとエネループがオススメかと思います。
- ちなみに我が家はエネループです。
日時: 2013年11月10日 05:58:男の節約道 > 節約術 > 電気代節約 > 節電の基本
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