頑張っても結果が出ない「節約しているつもり病」6つの症状を改善する方法
節約生活を日々頑張っているんだけど、全然成果が出てこない。全然貯金が増えていかない。
そんな悩みを持っている人いらっしゃいませんか?もしかしたら、あなたは「節約しているつもり病」かもしれません。節約しているつもり病の症状と、改善方法を解説していきます。
少額の節約ばかりに目が向いている
節約生活のためといって、一番最初に食費の節約に着手していませんか?
複数のスーパーのチラシを見比べて、底値や激安品を見つけ出し、食費を抑える。確かにそれも立派な節約生活ですし、効果がないとはいいません。しかしその効果の単位は数円から数十円単位の少額の積み重ね。なかなか大きな効果として見えてこないのが実情です。
食費の節約をするなというわけではありません。
それよりも先に簡単に、数千円、数万円単位の節約になる固定費の見直しを優先すべきなのです。家賃、自動車保険、入院保険、携帯電話のプラン、自宅のインターネット回線。これらを安く抑える事に1度成功すれば、それ以降毎月節約の効果を得ることができます。
少ない手間で大きな効果が期待できるのです。少額の節約は固定費の見直しが終わってからでも遅くはないのです。
参考記事「どこから手を付けていいか分からない!節約初心者に伝授!固定費見直しのススメ!」
レシート集めと家計簿付けを目的にしてしまっている
毎日レシートや明細書を集めて、こまめに家計簿を付けているのに全然家計が改善していかない。
それはレシート集めと家計簿付けを「目的」にしてしまっているからです。どんなにレシートを集めようが、毎日欠かさず家計簿をつけようが、その行為そのものに節約効果は一切ありません。
大切なのは、家計簿の結果を検証し改善案を出し、それにそって翌月から実行していく事です。レシート集めと家計簿付けは、改善案を実行していくための「手段」なのです。
目的と手段を履き違えてしまうのは、節約しているつもり病の最大のポイントかもしれません。
ちなみに私は毎日レシートを集めたり、家計簿をつけたりしていません。月に一度集計するだけです。その方法については以下の記事で詳しく解説しているのでよかったらご覧ください。
参考記事「毎日つける必要なし!レシートも不要!月に一度の家計簿で節約生活が成功する理由」
激安品を衝動買いして得したと錯覚している
ふと偶然みつけた「閉店セール」「在庫一掃セール」「激安セール」。その値段の安さに驚いて、おもわず衝動買い。
「これが半額だった、これなんて90%オフだった、得した!得した!」
安さにつられて購入しただけで、果たしてそれらは本当に必要なものでしょうか。買わなければいけないものでしょうか。ハッキリ言います。これは節約でもなんでもありません。
それほど必要でもないのに、安いから、今買わないとこの値段で買えないから、周りの人も慌てて買っているから、などと言った理由で買っていないでしょうか。
本来必要ないものであれば、それが1,000円が100円、いや10円に値下げしてあったとしても、それは得はしていません。
必要のないものに10円を払ってしまった。10円を浪費しているのです。本来の価格1,000円はここでは一切関係ありません。
本当に心から欲しかったのも、または必需品であれば、話は別ですが、安さ、期間限定、周りの人の雰囲気などに煽られてしまう衝動買いに節約効果はないと考えましょう。
食材のまとめ買いをして節約したつもりになっている
食料品などの場合、じゃがいもや玉ねぎ、みかんなどが箱単位で安く売られている事があります。また、さきほどの激安品の衝動買いに通じる部分ではありますが、安さにつられて大量に買い込んでしまう事も往々にしてありがちです。
1個の単価で考えるとすごく安い。たしかにそうでしょう。しかしその食材、全て最後まで食べきれますか?
正しく保存できるスペースの確保、そして使いきれる計画もなしに大量に買い込んでしまっては、カビが生えたり腐ったりして、無駄にしてしまうのがオチです。
安い食材のまとめ買いそのものを否定しているわけではありません。
保存方法、保存スペース、使い切る計画。この3つがしっかりしていれば、節約効果が生まれてくる余地はあります。
イニシャルコストだけを意識してランニングコストを考えていない
電化製品や車の購入費用や、賃貸契約やマイホーム購入にかかる初期費用がイニシャルコストと言えるでしょう。
電化製品であれば月々にかかる電気料金、車ならガソリン代や車検代、保険代、駐車場代などがランニングコストという事になります。
購入費用を安くすることばかり考えて、その後に継続して発生する維持費や修繕費などの費用を考慮しないとかえって高くついてしまう事があります。
電化製品であれば、消費電力。車であれば、燃費や税金(普通自動車と軽自動車で税金は異なります)。トータルでコストを考える事が重要になります。
頑張った自分へのご褒美という名の浪費
いつも頑張っている自分に、たまにはご褒美。といって少し豪華なランチやディナー、お買い物。
決して悪い事ではありませんが、今まで紹介してきたように頑張っていても全然効果が出ていない状況で、ご褒美という名の浪費を繰り返して果たして家計をやりくりできるでしょうか。
日々の数十円単位の節約など、1回の外食で簡単に吹き飛びます。
また自分へのご褒美というものは楽しいものですから、習慣化しやすく、何かあれば気軽に「それじゃあ自分へのご褒美に」と浪費を正当化する口実となってしまいます。
もしかしたら節約が出来ない最大の原因は「自分へのご褒美という名の浪費」そのものかもしれませんよ。
そもそも節約生活は頑張るものではありません。ご褒美という名のガス抜きが必要になるほどストレスを感じるのだとしたら、日々の節約生活にも問題があります。
少ない時間と手間で、大きな効果が見込める節約術を取り入れ、簡単なものから少しづつ習慣化していく必要があるでしょう。
まとめ
- まずは固定費の見直しから。日々コツコツ数十円単位の節約は後回し。
- 家計簿付けは、家計を改善するための手段。目的にしてはいけない。付けるだけでは何も改善しない。
- 不要なものを買えば、それがどんなに安くても無駄、浪費。
- まとめ買いで安く買えても、腐らせてしまえば無駄、浪費。
- 購入後にかかる費用(ランニングコスト)も考慮しよう。
- 自分へのご褒美は癖になりやすい。度が過ぎればただの浪費癖。
日時: 2015年02月27日 05:28:男の節約道 > 節約術 > コラム
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